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Channel: スポーツナビ+ タグ:ディフェンス
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<玉は包むように寄せよ>

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<玉は包むように寄せよ>(問1)下記の図(http://www.geocities.co.jp/Playtown/6157/tesuji/tesuji_f.html#10より引用)において最善の一手は何か。(答)▲2三銀(問2)下記の図(https://www.shogitown.com/school/dictionary/maxim/maxim1-k.htmlより引用)において最善の一手は何か(答)▲1二金どちらの局面も、王手はかけずに必至(次の一手で必ず詰む)の状態に持ち込んだ。<玉は包むように寄せよ>という格言があるが、簡単に言うと挟み撃ちにしろということだ。同じような格言として、「王手は追う手」というものがある。(問1)の局面では▲5二と、(問2)の局面で▲4一金のような手を打つことである。いずれの場合も王手はかけたものの、上部へと逃げられてしまう。まさに「追っている」だけになる。サッカーでもボールが奪えない時はボールを「追っている」時だ。相手に先手を取られてボールの動きを追う展開になってしまう。反対に、ボールが奪える時は挟み撃ちにできている。サイドに追いやってタッチラインと挟み撃ちにしたり、ボールの出所を限定して相手の選択肢を一つにしたりする。将棋は盤を上から見ているため、どこにどの駒があるか把握でき、その発想さえあれば挟み撃ちにすることは比較的簡単だ。だがサッカーは盤上(グラウンド)に自分が立っているため、挟み撃ちにするためには駒(相手と味方)の位置を把握する作業が大事になる。盤上把握ができ、駒の能力に大きな差がなければ守備はある程度理詰めでできる。近年はゾーンディフェンスというサッカーの定石のようなものが確立されてきたことで、敵、味方、ボールの位置が把握できればどのようにボールを奪うかということに関してある程度の答えはどこのチームも導き出せるようになっている。それでも守備の能力がチームによって差があるのは盤上の把握能力と予測能力にある。簡単なことではないが、発想次第ではその能力を高めることは誰にでも可能だ。将棋とサッカーは似ているという発想を持ちにくいが、個人的な感覚としては、グラウンドを上から見る感覚(実際には見えていない。頭の中で)と3手詰、5手詰を基本とする予測能力を高めてくれたような気がする。将棋にはサッカーに役立つ観点がまだまだたくさんある。今後も機会があれば紹介していきたいと思う。↓読み終えたら押していただけると励みになります!にほんブログ村サッカーブログ海外サッカーへにほんブログ村

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